新人研修3度目のグループワークでやっと上手くこなせた話

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新人研修(今まで大阪で行われていた新人研修は本社が行う研修なので本社研修と呼びます)では、人と話すことができないという症状により、2回行われたシステム開発のグループワークでは毎日悲惨な状況で、僕は自信を失っただけでした。

一方、配属先の名古屋で僕を待っていたのは、事業部が行う事業部研修という名のまた新人研修。そしてグループワークでした。

もうグループワークはこりごり、でもこの研修では少しだけ自信を取り戻しました。

事業部研修でもグループワーク

新人研修で基本的なことを習ったので、事業部研修では配属する事業部がどんな仕事をしているのかを学ぶために、中日本事業部に配属する8名で1つの発表資料を作り、最後に発表するというものでした。期間は1週間ほどだったと思います。つまり、またグループワークです。

僕が配属するのは中日本事業部という名古屋を拠点に活動する事業部で、事業部は3つくらいの部門に別れていました。その部門の中は顧客企業ごとにグループに別れていて、さらにグループの中にいくつかのプロジェクトがあるという構造です。

  • 中日本事業部
    • 第1部門
      • 鉄道系グループ
        • Aプロジェクト
        • Bプロジェクト
        • Cプロジェクト
      • 自動車系グループ
      • 商社系グループ
    • 第2部門
    • 第3部門

この事業部がどんな仕事をしているのかを理解するために、それぞれのグループのトップの人にグループの特色を聞いたり、プロジェクトで働いている社員に具体的な作業内容などインタビューしたりする必要がありました。

そして、グループワークですので、インタビューの質問項目を考える際には同期と議論しなければならないし、インタビューのアポを取りに行ったりする際にも「あの〜すみません。かくかくしかじかで、インタビューをしたいのですが、協力できますか?」と声を発さなければなりません。

「僕はきっと自分の意見を一切言えず、声を発しないままこの研修も終わるんではないか」

そんな不安を強く感じました。

僕は大阪で行われていた新人研修において、グループメンバーや講師に話しかけられない、声を発する方法さえわからないという悩みを持った人です。それに、今までの新人研修でのグループワークは4名だったのに対し、今回の研修のグループワークは8名と人数が多くなりました。人数が多いと、言葉を発しようとしても、他の人が何か話し出す可能性が高くなるので、言葉を発することがさらに難しくなるのは必然です。

あれ?話せている?雑談もできてる!

事業部研修のグループワーク開始の1時間くらいは言葉を発するのに苦労しました。4月にこの会社に入社して3ヶ月間もそれに苦しんでいたのですから当然です。いきなりベラベラと流暢には話ができるわけもなく、声を発するまで心の中で葛藤や、文言の推敲に推敲を重ね、勇気を絞り出して、なんとか相槌するくらい。その「それ、いいね」なんて言葉を発するだけでも、一気に血流が増えて心臓がドキドキするのを感じました。

だんだんと時間が経つにつれて会話量が増え、意外なほど僕は話ができていました。あんなに悩んでいたのに、こんなに簡単に声を発せられるし、昨日見たテレビの話なんてのもしていました。あんなに憧れていた雑談ができてるいることに少しだけ不思議な気分でした。

そもそも、僕は大学のゼミやサークルでグループワークをよく経験していた人です。そして、この事業部研修のグループワークは僕が経験してきたグループワークとすごく似ていました。

新人研修のグループワークと事業部研修のグループワークを比べると、前者はWEBシステムを作るというもので、僕はそれまでそんな経験は皆無でした。一方で、事業部研修のグループワークは、中日本事業部がどんな事業部なのかを発表をするというものなので、大学のグループワークで社会の問題を文献やインタビューなどで調べてそれを発表するというものとほぼ同様です。

そのおかげなのか、僕はそのグループワークの経験を思い出したようです。

インタビューやスライド作りも順調にこなす

  • インタビューの質問を作る。
  • インタビューのアポをとる。
  • インタビューする。
  • インタビューを元に特色や仕事内容をまとめる。
  • 発表用のスライドを作る。

この研修で行ったこれらの作業は難しいものではありません。

全く見ず知らずの社員さんにアポ取りをするのは勇気が必要でしたが、僕は4名からアポをとり、その4名のインタビューも僕がしました(インタビューに協力してくれた社員さんは全部で10名程度だったので、僕が約半分を担当したことになります)。新人研修での遅れを取り戻そうと頑張りました。

さらに、パワーポイントの僕の担当部分のスライド作りも、よりわかりやすくするために、アイディアを振り絞り、普段は使わないアニメーションを入れたり、わかりやすい図を作ることを徹底しました。

事業部長に褒められる

いよいよ事業部研修の最終日の発表の日がやってきました。

事業部長、副事業部長、グループ長や、主任クラスの人、時間に余裕のある社員さんがやってきて、30名ほどの前で発表を行いました。

新人は8名いたので、担当を分けて8人全員が発表するようにしましたが、他の新人の発表の様子を見て、なんかカッコ悪いなと思いました。ディスプレイを見ながら発表しています。誰も一人として聞き手の方を見向きもしない。ふと、スティーブ・ジョブズみたいなプレゼンがしたいなと思いました。

やがて僕の発表の番になり、僕はできるだけ聞き手の方を見てハキハキと元気よくを意識して発表しました。もちろん「僕はスティーブ・ジョブズだ!」と自分に言い聞かせて。そもそも、1人あたり4スライドくらいしか担当はなく、複雑な説明を要する部分はありません。さらに、担当部分は自分が作ったスライドなので、上手くこなすことができました。

少しだけ自分らしい自分に戻りつつあるのを感じました。

「やっぱり新人研修の僕は僕ではなかったんだ」

そして、発表後に事業部長からこんなことを言われました。

事業部長「◯ページ(僕が担当)のスライド、誰が作ったの?すごくわかりやすかった。すごいいいねこのスライド。」

(僕が手をあげる)

事業部長「ああ、君が作ったのか!君は発表もすごくわかりやすかったよ。僕らに話しかけてる感じがよかった。」

ああ、ついにやった。新人研修はコミュニケーションもろくにできず、グループワークでは役に立たず、成長も感じることなく無残に終わったけれど、本来僕はこのくらいできるのだ。僕が戻ってきたんだ。

すごくホッとしました。

失われていた自信がわずかながら戻ってきました。